『しからずにすむ 子育てのヒント』行動と存在を分ける
最近は、仕事関係の本を1日1冊くらいのペースで読んでいる。
読むだけでなく、その後にパワーポイントにしてまとめなくてはいけないから、蛍光ペンと付箋がたっぷりついた本だらけ💦きっと、古本屋さんも買い取ってくれないレベルに使い倒された本たち。
インプットだけでは定着率はよくないので、アウトプットも兼ねて、ブログに残しておこうかと思う。とはいえ、仕事の締め切りがあるので、気が向いたらくらいのゆっくりペースで。
こちらは、基本的には本を読んでの私の解釈。正確な内容は、書籍を購入くださいね。著作権を考慮して、引用は青文字にします。
今日の本は、
「しからずにすむ 子育てのヒント」
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対象
ついつい子供を叱っちゃう、
そういう自分にも嫌気がさす、
もっと子供と笑って過ごしたい
と願っている親御さんや、先生、子供にかかわる大人におすすめです。
高山恵子さんの本。
高山さんはご自身もADHDとLDの当事者であり、臨床心理士であり、NPO法人えじそんぐらぶの代表でもあります。15年ほど前、私が特別支援教育に関わり始めたころにお会いしています。最近も研修でお話を聞いたので、改めて書籍を購入しました。
近々、小学校入学を控えた年長さんの保護者向けにお話をする機会があるので、参考になる部分を探しながら付箋と蛍光ペンをもって。付箋は15枚使用。
ポイント
存在と行動を分けて考える
例 何度言っても、叱っても、いつでも言うことを聞かない子供のことが、だんだん嫌になってくる。
「育児に疲れちゃったわ」
「私を一人にしてちょうだい」
「どうしてこの子は私を苦しめるのかしら」
「この子は悪い子だ」
「私が悪いんだわ」
こんなとき、子供の行動が嫌なのであって、子供自体が嫌なのではないと考える。これを混同してしまいがち。もちろん、子供を愛せない自分自身も嫌になっちゃいけません。という話。
引用
「ダメな子」じゃない。「私がダメ」なんでもない。
その行動がその時悪いだけ、やり方が分からなかっただけ・・・
子どももママも悪くない。「誰も悪くない」。
なるほど、なるほど、私にも経験があります。この負のスパイラル。
不思議なことに、教師時代にはないんです。
でも親になるとあるんです。
感情が勝るからか?思い通りにいかないことが多いからか?可愛さ余って憎さ100倍?
以前、子供の担任の先生に指摘されて、驚いた一言。
「お母さんは、責任感が強いんですね」
そうだったのか!?私って責任感そんなに強く見えるのか?
自分自身の当たり前は、世の中の当たり前ではなく、この強すぎる思いが、子供も自分自身をも辛くしていたようです。
すっかり自分の常識の囲いの中に囚われておりました。
そこから子供とよく話すようになったのは、
「私もあなたも違う人間だもんね、好みが違うってことよ。タイミングや相性の問題ってことね。で、どうする?」
私が生んで育てたからと言って、私と同じ価値観や感じ方をするわけではないのです。そこは割り切って、折り合いをつけることにしました。
まとめ
腹が立ったら、行動と存在は別に考える。ついでに、私とあなたは違う人間なのだから違って当たり前だと思い出す。