よいところ探し
良いと書くと、悪いが対義語で、なんだか良いか悪いかの2択な感じがして、いろいろなよさがあるという意味で「よい」と平仮名で書くという小さなこだわりがあります😅
発達障害や育てにくい子供さんと関わる方々に助言や提案、情報提供の仕事をしています。
その際の視点は、
①本人や周りも気付いていない「よいところ」
②当面の困り感に繋がっている「課題」
の2つ。
「よいところ」は、本人が好きなこと、得意なこと、自助資源となる性格や特性というように多岐に渡ります。ここで大切なのが、他の子と比べたり、一般的な成長を物差しにしたりして考え過ぎないところです。
もちろん人より優れ、秀でていることがあれば、それは得意なことであり、友達を手伝ったり、教えてあげたりすることも出来る立派な自助資源。
けれど、ある時相談にいらした方に
「この子のよいところはどんなところですか?」
と伺うと、
「ありません。他の子と比べて何もかもできません。褒められるようなところは、何も。。。」
あーーー私の説明が悪かった、足りなかったと、
「好きなことや、以前と比べて頑張っていることなどでもいいですよ」
と伝え直しますが、見つからないご様子。
普段から、子供をどう見ているか?
もしかしたら、認め、褒める観点は、他の子と比べて、年齢から考えて優れているところ、という物差しだったのかもしれません。
「よいところ探し」
奥深しですね☺️
例えば
「分からないときに、周りをよく見て真似ようとしている」
←聞き漏らしが多い(短所)
←意欲の裏返し(長所)
「以前は全くノートを書かなかったけど、半分くらい書いた」
←まだ半分しか書けない(短所)
←以前と比べてUPしてる(長所)
「数日前に友達が何をして遊んでいたかまで詳しく覚えている」
←細かい(短所)
←友達に対する興味があり、記憶することが得意(長所)
長所とも短所とも捉えられるのですね。
だから、センスをピカッと磨いておくことが欠かせません。
このセンスが濁ることあります。
唯一、我が子には、感情が勝ってしまうんですよね🙇♀️