学級経営 3つのステップ
※こちらは、本を読んでの私の解釈、例も自身の経験と繋げることで、理解を深めることを目的にしています。
著作権を考慮して、引用は青文字で。
この本は、読むほどに学級経営が全ての礎で、微に入り細に入り、先生の生き方や教育観が大切なのだと語っています。
ポイント
揺らがない安定感のあるクラスにするために
①1人1人の存在が認められる
②役割意識
③目標とルールを共有
④自浄作用
学級崩壊するとき
①授業が面白くない(のに話を聞くよう指導される)
②一貫性がない指導
③共有する価値観や学級目標、規律が機能していない
つまり、「経営」✨なのですね。大事なのは。
若い頃、松下幸之助さんや、鍵山秀三郎さんなどの経営者の本を熱心に読んだ。それは、大学を卒業して、すぐに教員になったために人としてどう生きるかという信念、どんな価値や生き方を伝えたくて教師になったのかという教育観がなかったからだと思う🙇♀️
「教師になったら(私が)毎日楽しそう」
そんな🌼脳内お花畑🌼のような理由で教師になった自分が、何となく毎日を過ごすだけでは子供を成長させられないと気付き、自分の生き方を問い直す必要に迫られた時期でもあった💦
学級を経営するという意識をもってから、恩師に教わったのは、1年を3段階に分けて経営すること。主体の比
年度始めは、
先生:子供=8:2
だんだんと
先生:子供=5:5
へと主体が子供に移っていき、
年度終わりには
先生:子供=1:9
へと、子供に自立と自律を促し育てていくという意図的な学級経営。
なんと、この本にも同じようなことが書かれていて驚く‼️
私の恩師は本当にスゴイ😭
チャランポランな私に、大事なことを適時適切に教えてくださった。
感謝🙏してもしても足りません。
引用
三つのステップで学級ルールの定着を
①教師主導で指導する段階
②子どもたち自身に意図を考えさせる段階
③自治の形成を促す段階
具体例
現場では、受け持つ学年がいつも同じ(しか持てないだろうと思っていらっしゃる)という先生が少なからず散見されます。本当はそんなことはなく、この3ステップを意識すればかなりキャパシティが広がると思います。
低学年ばかり受け持つ先生の多くは、①が得意で教師主導で進めたい。でも1年生だって少し前までは園のなかの最高学年として、年下から憧れられる存在だったし、2年生にもなれば、小学校生活にも慣れて、活躍の機会が楽しい。。。そう考えると、その学年なりの①②③が必要だということですね。
幼保小の接続カリキュラムやスタートカリキュラムが、今年度から全面実施となったのは、こういう経緯もあるのかと。
中学年で言えば、4年生で急に学級崩壊することが多いのも、発達段階からして、先生や大人からの評価よりも友達が大事になっていく自立を求める年代だから。いつまでも教師主導の下①の方針では、窮屈に感じるということだと考えられる。
高学年ばかりを受け持っているという先生は、男の先生に多く、ご自身の希望に関わらず、校内事情で低学年を受け持たせてもらえなかったパターンが多いと感じる。
この際に気をつけるのは、子供の自立を急かしてしまうこと。
安全安心の土台を作る①をすっ飛ばして、
「自分たちで考えなさい」
「自分たちでできないと」
「甘やかしてはいけない」
と急いてしまうと、過剰適応(やたら良い子に振る舞う)や、力関係による人間関係の歪み(活躍する子供がいつも同じでクラス内に大きな力関係が生じる)が深まることが多い。
問題行動として表れるのは、
靴・物隠し
放課後や休み時間のイジメ
登校渋りや不登校
ここを書き出すと止まらないので、話を戻します😅
まとめ
学級経営は、一足飛びでは成らず。
「健全な依存の上に、健全な自立がある」
ステップを意識しながら、子供に真の力を育てていこう
こちらの本は、内容がとっても濃いので、まとめは次回まで続きます・・・
が、締め切りのある仕事が2つあるので、更新は少し先になりそうです😊