発達障害 睡眠の問題😴
今週のお題「眠れないときにすること」
発達障害のお子さんは、睡眠の問題を抱えていることが多く、園や学校の先生方から相談を受けることがあります。以前、研修会で睡眠外来の先生に教わった内容を書き留めておきます📝
🌟まずチェックしてみる項目🌟
①カフェインを取りすぎていないかな?
カフェインなんて大したことないだろうと、過去の私は気に留めていませんでしたが、目覚まし効果を狙って飲むエネジードリンクと同じかそれ以上のカフェイン量が入っている場合もあります❣️
身近な飲み物の100mlあたりのカフェイン含有量はこちら↓
リポボタンD 50mg
コーヒー 60mg
紅茶 コーラ ココア 30mg
お茶(緑茶、ほうじ茶、烏龍茶) 20mg
子供 1日の摂取目安量
体重✖️2、5〜3mg
30kgの小学生だと、約75mg〜90mg
緑茶🍵だと、500mlのペットボトルのお茶1本を飲むくらいは大丈夫🙆♀️
でも、夜になってからの一気飲みは、オススメしません。
お水や麦茶などノンカフェイン飲料がいいかな😉
成人 1日の摂取目安量 400mg
1度にとるのは200mgまで。妊婦さんはその半分を目安に🍵
コーヒーだとマグカップ3杯〜4杯
結構飲めますね。でも個人差があるので、体質とご相談を💛
参考
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/risk_analysis/priority/hazard_chem/caffeine.html
カフェインの半減期は、早い人で3時間。遅くて7時間と、こちらも個人差があるので、自分の体質と夜寝る時間を考慮して量と最終飲んでもいい時刻を決める☕️
子供だと、カフェイン入りのお茶、コーラなどは、夕飯以降摂らないようにオススメしています😌
私はカフェインに弱いので、昼食後の眠くなる前に1杯のコーヒーを飲んで眠気覚まし。それ以降は控えていて、ここ10年くらい常飲しているお茶は、ルイボスティー(カフェイン0)です。
②寝る前に強い光を浴びてないかな?
こちらも、よく耳にするけれど、気にも留めていなかった項目💦
子供は大人よりも目が澄んでいて(画像が載せられないのが残念)、人工光の影響を受けやすいそうです。
光を浴びると、睡眠ホルモン「メラトニン」は抑制され、脳は「朝だ」と認識します。
夜なのに、光を浴びることで眠気が起きなくなるのですね。眠る前30分から1時間前になったら、強い光を避けてのんびりするようにします😪
小学生までは、寝てほしい30分前にベッドルームへ移動にしています。
③睡眠時の呼吸は止まってない?
睡眠時無呼吸症候群を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。
イビキをかいている状態や呼吸が止まっている状態は、酸素が行き届いていないということ。成長ホルモンの分泌が阻害されて、体も知能の成長も遅れてしまうので注意してほしいと、先生は力説されてました🙅♀️
肥満や扁桃の肥大など無呼吸の原因はいくつもあります。時々でいいので、子供の睡眠時の呼吸にも気を付けてみようと思います。
④夕飯が遅い時刻ではないか?
体内時計を狂わせるのは、光ですが、内臓の抹消時計を動かしている中心が肝臓です。12時間以上の絶食状態後に、朝食をとることで肝臓が「朝だ」と認識するそうです。
家庭の事情が絡んでくるので、相談時に強くは言えないのですが、夕飯の時刻が早くできる場合は、まずやってみるといい項目かなと思います。
🌟発達障害と睡眠の問題🌟
ASDの子供
50%から80%に、睡眠の問題があるとのデータも😱
その原因として考えられるのは、こだわりや感覚過敏によるもの。
例えば、気温への敏感さから少しでも暑いと不快で眠れない、パジャマや寝具の肌触りが気になる、小さな物音や光にもびっくりするほど過敏。。。等です。
我が子も、音と光への過敏さには、長年参りました。
「眩しい❗️眩しいーーーー‼️」
と泣き叫ぶ毎朝😵
今も無くはないですが、自分で調整できるので、成長と共に緩和&対処法が身に付いてよかった😮💨
ADHDの子供
約20%から70%に、睡眠の問題があるそうで、其の中でも無呼吸が1時間に1回以上ある割合が、定型発達児が1%なのに対して、ADHDの児童は56%と高確率になっています。
睡眠時の無呼吸が改善されると、ADHD様の「ぼんやり」が改善されたという報告もあるくらい、睡眠は大事だということですね😊
脳の器質的問題として、ドパミン異常があるため、「むずむず脚症候群」で睡眠に問題が起きることもあります。お医者様にかかると、投薬などで改善されます🦶
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-001.html
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-001.html
発達障害の有無にかかわらず、感情のコントロールや意欲を司る脳の部位の発達が著しく、神経系が80%まで成長する幼児さんにとって、睡眠の問題は大人が認識しているよりも影響が大きいようです。
「小児思春期での脳の正常発達・神経ネットワークの構築が阻害されると、脳が十分に成長せず、脆弱性が高まる」
お医者様から、こんな恐ろしい文言を聞いてしまったので、夜は「寝ろ寝ろばばあ」へと変身してしまいます👹