irodoring’s blog

子育て、教育、心理。。。彩り豊かにのびのーびと。

発達障害へのサポート

 

障害がある人、特に目に見えない発達障害について、最近は世間でも知られるようになってきました。

 

けれど、実際に共に生活する家族や、学校の先生方の中には、ある迷いが生じます。

 

「こんなに配慮していていいのか?」

「このままでは、将来困るのではないか?」

「甘やかしではないか?」

 

そんな相談を受けたときにお伝えするのが、デコレーションケーキ🍰方式です。

 

 

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第1層 スポンジ部分

ここは、周囲が本人の苦手を理解して、環境調整をして困らないように配慮する部分。本人がどんなに頑張ってもできないことは軽減し、過度な負担がないようにする合理的配慮とも言います。

この合理的配慮によって、子供が過度な失敗経験を積んで自己否定感を募らせないようにできます。逆を言えば、「やれば出来る」という自己肯定感の礎をつくるのが1stステップのサポート。

 

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第2層 デコレーション部分

ここは、第1層の自己肯定感と安心感の上に成り立つので、子供がある程度自信をつけて、安心して頑張れる段階になってから積み上げる指導的な部分です。

いつでも周囲が理解してくれて、配慮があるとは限らないので、スモールステップで、課題解決に向けて練習していく段階とも言えます。

発達の特性があるから努力しなくてよい、というわけではないのですね。どんな人も苦手と向き合って努力することは大事です。頑張っている人を応援したくなるのが人の情なのでね😉💕

 

まとめると

1stステップは、合理的配慮による環境調整で、本人にとって少し頑張れば出来るめあてを設定する。クリアしていく内に、自信がついてやる気や意欲も育ってくるので、ここで2ndステップ。スモールステップで少しずつめあてを難しくして、本人が努力しながら力をつけていけるようにしていく。

 

障害の有無にかかわらず、教育はこの連続だと思っています。

 

でもね、親はやっぱり子供の将来を考えて、不安になるのです。

「他の子と同じように」

「このままで大丈夫?」

ってね。。。理屈ではないですね☺️