irodoring’s blog

子育て、教育、心理。。。彩り豊かにのびのーびと。

多動な子供のリラックス法 

お題「リラックス法」

 

☆気付けば身体のどこかがソワソワ動いてる。

☆じっとしているのが苦手で動いていたい。

☆姿勢保持が難しい。

☆動いたり喋ったりしているほうが心地よい。

 

多動症の子供との初めての出会いは、今から16年前。厳密には、診断された子供との出会いであって、それまでも同じような特性をもった子供を受け持つことはあった。

 

無知とは恐ろしい物で、多動症というものや、その原因や対応方法を知らなかった時には

「本人の努力不足」「親の育て方」「生育歴」が原因かな?としか考えていなかった😭

昔に出会った子供たち、本当にごめんなさい🙇‍♀️

 

「プロは、生涯学び続けることで、知識や技術をアップデートしていく必要がある」

と思うのは、こういう経験からきている。

 

多動症の原因は諸説あり、まだ解明されていないが、今回は作業療法的に見て、「自己刺激行動」としての多動をまとめておく。

 

本人が感じる眠気とは別の「覚醒」に着目する。覚醒が高過ぎたり、適度な覚醒レベル(ここが快適であり集中もしやすい)より少し下がったりした時の不快感を和らげる為に身体を動かすと考えられる。

赤ちゃんが眠いのに👶💤さっと眠りにつけず、ぐずるのと似ている。

 

覚醒が高い場合は、クールダウンのために好きな活動に集中したり、周囲の刺激から遮断したりするのがオススメ。

一方、覚醒が低くなっていることが原因の多動の場合には、覚醒を上げる対応がよい。例えば、首元にアイスノンを当てたり、外遊びで身体を動かしたりするのがオススメ。

とは言え、覚醒レベルが下がりすぎている場合には、眠って体をやすめることが有効なので、どれほどの覚醒レベルか、様子を観察して決める。

 

覚醒レベルが適度に保たれない時に感じる不快感を、何とかするための自己刺激行動としての多動。

 

この多動を抑えるために、静かに座っている時間を課して長くするというのは、逆効果なことが多い。

逆に、授業前に校庭でひと遊びするという昔ながらの習慣は、実は多動の子供にはとっても有効👍なもの。最近は早い時間に登校して遊ぶことが禁止されている学校も増えてきているのは、残念なことだなと思う。

 

多動の子供は、姿勢を保持するのが難しい場合が多く、その為には体幹を強くし、バランス感覚を養うのがよい。

不安定な場所での遊びや、縦揺れの遊びがいいと言われている。簡単に言えば、公園遊びでも十分👍習い事をして1つの決められた動きをたくさん練習するよりも、自由遊びの方が様々な動きを経験できてよい。

例えば、公園のシーソーや、ブランコ、家の前ではホッピングや乗り物、家の中ではバランスボールやバランスクッションなどを置いておくなど。。。

 

我が家では、インテリアにもマッチするこのバランスボールを愛用中。テレビを見ながらピョンピョンとバウンドすると、リラックスできるんだとか😅