授業のユニバーサルデザイン 1
※こちらは、本を読んでの私の解釈、例も私の経験と繋げることで、理解を深めることを目的にしています。
著作権を考慮して、引用は青文字で。
授業のユニバーサルデザインの本は何冊か読んでいるけれど、UDの素地となる学級経営については、この本が1番内容が多く、具体的でイメージしやすいのではないかと思う。
タイトルは
『授業のユニバーサルデザインを目指す
「安心」「刺激」でつくる学級経営マニュアル
すべての子どもを支える教師の1日』
タイトルからも先生方の熱い思いが感じられますね☺️
使用した付箋は18枚
沢山学びどころがあるのですが、私には自分の過去の実践や、心理士としてお伝えしていることの理論付けに役立った本。
初任者の頃、恩師に
「2校目に行ったら、実践を理論付けていきなさい」
との言葉をいただいていた。実際には、日々の授業に追われて、なかなか理論付けにまで手が回っていなかったから、教師時代になんとなく感覚でやっていたことを、今になって理論付ける機会をいただけたことは、ありがたいこと。
転職してからは、本を読む時間も格段に増えたし😙
話を戻します😅
対象
☆初任者、学級経営や発達障害について知りたい先生
☆ユニバーサルデザインの授業に興味がある方
☆クラスに特別支援の必要な子供がいるけれど、全体指導の中で出来ることがないかと求めている先生
☆そんな先生方のから相談を受ける心理士
などにオススメ。
ポイント 授業のUD化モデル
①参加(活動する)
②理解(わかる)
③習得(身に付ける)
④活用(使う)
この①段階「参加」で上手くいってない子供たちが多い。それは発達障害や特性というよりも、学級経営の問題。授業のユニバーサルデザインを支えるのは、ズバリ「学級経営」です。
当たり前過ぎて、ずっこけちゃう読者(特に先生)も居ると思いますが、私も全く同感。
「優しい学級風土と、易しい(分かりやすい)授業」
これが、発達障害がある子もない子も、どの子にとっても大事だと思っています。
引用
授業のユニバーサルデザインとは、気になる子に対する「指導の工夫」と「個別の配慮」によって、クラス全員の子供が楽しく「わかる、できる」授業をつくることを目指すということです。
私はユニバーサルデザインという言葉は使っていませんでしたが、
「どの子にも優しく易しい」
もう少し詳しくすると、
「多様性を当たり前とする集団づくり」と「学び合いによってわかりやすく出来る授業」(個別の配慮も含む)は効果があると実感していました。表現は違えど、行き着く先は同じ。つまりこの教育観は、流行ではなく、不易な部分なのだと思います。
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まとめ
教育の大事な部分は今も昔も変わらない
学級経営に、多様性を当たり前とする優しさがあるか?
授業は、「わかる・できる」か?
一部ではなく、全ての子供にとって。
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