irodoring’s blog

子育て、教育、心理。。。彩り豊かにのびのーびと。

UD 学級経営マニュアル

お題「我が家の本棚」

 

※こちらは、本を読んでの私の解釈、例も自身の経験と繋げることで、理解を深めることを目的にしています。

著作権を考慮して、引用は青文字で

 

こちらの本のまとめも今回がラストです。

今日は第2章‼️

 

ポイント

1日の中の様々な場面で、UDな学級経営ができる

 

引用

 8:00 心を通わす朝の迎え方

 8:10 子どもや保護者とつながる連絡帳

 8:25 朝の会① クラスが温まるしかけを

 8:30 朝の会② シンプルな健康観察と連絡

 8:50 心が和らぎ集中できる教室環境づくり

 9:00 子供を成長させる忘れ物指導

 9:30 クラス単位でできるSST

10:00 クラス全体での共有化を実現する席替えアイディア

10:25 仲間づくりにつながるトラブル対応

10:30 一体感を高める雨の日の休み時間

13:00 つながりを深める全員遊び

13:05 ひとりぼっちをつくらない休み時間

13:25 やる気が出てくる清掃活動

15:25 お互いの良さを認め合う帰りの会

15:30「できそう」と思わせる宿題

16:00 子どもー保護者ー教師をつなぐ学級通信

16:15 仲間づくりを支える日記指導

16:30 保護者対応は子どもの成長を第一に

16:50 子どもの良さを確認する記録の取り方

 

以上は目次(裏表紙にも掲載)から引用した第2章です。

第2章は、初任者の先生や、学級経営の具体的なノウハウを知りたい先生に、とても使いやすい具体的な方法が例示されています。 

 

学級経営に悩んでいる方や、想いはあれど、形(具体的な方法)にならない方には、この第2章が役立つと思います。

 

1つだけ気を付けたいのが、このマニュアル篇第2章だけでなく、理論篇第1章も読むことでしょうか。

それは、「マニュアルには、限界がある」と思うからです。筆者も「UDは万能ではない」と言っていますからね😅

 

目の前の子供にフィットしたオーダーメイドの教育こそ、最強だと思うのです💪

マニュアルは真似するに留めず、自分で選んだりアレンジしたりすることで、いつでも使える力になるのかな?と。

また、自分のフィルターを通さずマニュアルを多用した結果、知らない内に枝葉末節論に走り、本当の自分(がどのような教育をしたいのか)が、分からなくなってきた・・・という先生方をたくさん見てきました。

 

また、この現象の恐ろしいところは、子供からすると、先生がやってることがちぐはぐに見え、先生の本心が分からず、不安になっていくということだと感じています。

もちろん、学級も揺らぎます。

 

だから、必ず第1章の理論編を読んで理解したり、再確認したりしてから、第2章を活用いただくのがオススメなのです😉👌

 

 

具体例

 さて、こちらの第2章のマニュアルを見ながら、私が以前行っていた事例(UDとは考えもせず、必要だから行っていた内容)を2つ挙げていきます。

 

①「聞いてほしいことがあります」

いつから始めたことか忘れましたが、子供がクラスのみんなに伝えたいことが出てきたら、その子は、頃合いを見計らって(初めは、先生に「今いいですか?」と聞きに来て)おもむろに前に立ちます。そして

「聞いてほしいことがあります」

と言うと、みんなは何をしていても手を止めて

「はい」

と応え、前に立った子供に視線が集まります。

「僕の消しゴムがなくなっちゃいました。一緒に探してください」

「後ろにポスターを貼ったから、見ておいてください」

「知っている人がいたら教えてください」

などと、言い合えるシステムをつくっていました。

初めて参観に来た人は驚きますが、「頃合いを見計らって」ということがだんだんできてくるので、困ることはありません。

この活動によって、「困った時には助けてもらえる」という学級の素地ができていきます。

 

「さよなら握手」

一般的には、帰り支度が終わったら帰りの会をして、一斉に「さようなら」をします。

しかし、年度始めなどは、先に帰りの会をして、帰り支度が終わった人から、ドアのところにいる先生と1対1で「さよなら」をして帰ります。

この1対1の関係を私は大事にしました。

「集団という人は居ない。1人1人が居るだけ。」

愛着形成(この話は長くなるのでまたいつの日か)は、まず特定の1対1の関係から広がっていくからです。

 

そして、握手でもいいし、ハイタッチでもいいし、ムギュでもいいので、何かしら子供が選んだスキンシップを入れながら挨拶をします。

子供の眼を見て、どのスキンシップを選ぶか見当をつけて、阿吽の呼吸で行えた時に流れる子供との空気が、なんとも好きでした🥰

大笑いする子、はにかむ子、大急ぎな子・・・可愛かったな。

残って私とお話したい子は、ゆっくり帰り支度をしたり、握手の後もずっと隣に居たりします。

この活動によって、「先生は私を見てくれている」と感じたり、楽しい時間の共有ができたりして、子供と先生に安全安心の関係が出来ていきます。

 

※「忙しくてそんな時間がない」なんて時は無理をしない☺️

でも、子供との時間を作るコツはあります✨

ズバリ‼️

授業をチャイムと共に始め、チャイムと共に(時に早目に)終わらせることです。(あまりにも当たり前⁉️ですかね💦)

 

「1日6時間授業で考えると、毎時間1分ずつロスすると、6分の楽しい時間が消えてしまう。みんなといっぱい楽しい時間を過ごしたいから、時間を大切にしたいの。」

 

なんて話を年度始めに、子供たちに丁寧に話しておけばバッチリです☺️

 

書き出すと、止まらないな。

先生に戻りたいな。

なんだか、悲しくなってきたので、ここまでに。

 

まとめ

忙しい中でも、必要なことに時間をかける。

UDな学級経営は、先生のビジョンと、細やかな配慮があれば、日々の中にちりばめられる。

 

 

 

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