指示を待たないAさんにどんな声をかけますか?
今月は、複数の小学校に伺って、通級の授業を見せていただいています。
活動で使う数字カードを各自が作っていますが、Aさんは早々に作り終えて、カードを使って練習を始めました。
通常学級の先生だったら、Aさんにどのような声をかけるでしょうか?
後の協議会で何人かの先生に伺ってみると、
「まだですよ。待っててね」
「先に練習したらズルいよ」
などと、全体を考えた言葉がけになりやすいようです。
もちろん、全体を揃えなくてはいけない時ってあるのですが、本当にストップする必要があるかな?って日頃の口癖を顧みてみることをオススメしています。
この時の通級指導の先生は、
「もう終わったの?早いね!じゃあ、練習時間1分どうぞ」
と声をかけていらっしゃいました。
制止するのではなく、意欲的に準備をしたと捉えて認めているのですね。そして、1分という時間を提示することで、子供の気持ちに自然と沿いながら、授業を進めていらっしゃいました✨結果的に、このAさんは、終始、ルールを守り意欲的に活動していました。
ちなみに、この対応は、Aさんにとってだけよかったのではありません。
作業時間は、どうしても早い遅いが出ますから、時間がかかる子供にとっても、先生の手伝いが必要な子供にとっても、ちょうどよい時間調整となります👍
「この柔軟な対応は、通級だからできる、少人数だからできるるのでは?」
というご質問をよく受けます
答えはNOです💡←重要
全体指導の中でも十分できる指導技術です☺️ので、真似していただけたらいいなと思います。
ADHD という特性を障害(生き辛い)にするか否かは、環境に依ります。もっと言えば、この先生のように「意欲満々でエネルギーがある」という見方をすれば、素敵な個性です☺️
私自身、自分とは違う感覚を持つ人を理解するのに苦労することが今でもあります🥲でも、見方を変えれば。。。と考える癖は付いてきました😂
人間、幾つになっても成長期🌱
※心理職には、秘密保持義務があるので、いくつかの事例を混ぜて書いています。
🍁コーヒーとチョコ👻
はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」
変わったことは、コーヒーが飲めるようになったこと😊
変わらなかったことは、チョコがこの世で1番好きな食べ物だということ🍫
今日のドルチェグストは、スタバのカフェラテ
チョコはハロウィン🎃仕様のリンドール
間違いない美味しさ🤤
仕事を変えてから、コーヒータイムが持てるようになったのも大きな変化。
10年前は、天職だと思っている仕事を辞めるなんて思っていませんでした。
資格を取るために、叔父が大学の学費を貸してくれたこともあって、辞めた時にお詫びに行ったなぁ・・・
おじちゃん、元気かな?🍁
コーヒー飲んだら執筆再開📗
困った○○は、困っている○○
今日の日めくりカレンダーがこれだったので↓
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「困った子供は、困っている子供」
という言葉は、教育界でとても有名な言葉です。
わざと周りを困らせているのではなくて、その子自身がとても困っていて、問題行動を起こさざる得ないのだと捉えるのです。
理由や気持ちは受け止めるけれど、行動は変えていかないと、その先も困った人であり続けてしまいますから、より最適な表現方法を一緒に考えていく「指導」はとても大事です💡
「指導」は言い聞かせることとは違って、向かうべき方向を指し示し、本人が歩み出せるよう励まし導くことだと私は思っています。
厳しい指導場面では、先生も感情が高ぶっていることがありますから、その根底に相手への愛があるか?真っ直ぐに伝わっているかを確認しながら、進めます。
つまり「対話」です。
先生は、(私もですが)職業柄、話すことに重きが置かれ、心がけないと「聴く」が軽くなってしまいがち😅
心理士の師匠からは、「聴く」ことを心がけるよう度々教わっています😌
子供(相手)は、この人は自分のことを大事に思って叱ってくれていると感じていれば、変わっていきます☺️
まずは、
「この子自身がとても困っているんだな」
と感じられると、責めるのではなく、助けるという方向に心が向きます❤️🩹
さて、今日はこの考えが、先生方にも当てはまるというお話。
例えば
「私は高学年の担任はできません」
「低学年でないと、もてません」
そうおっしゃる先生には、その方なりの過去に傷ついた経験がありました。
この様に、いつも低学年しか受け持たないと頑なになる先生。
周りからは、少し困った先生と思われてしまうこともしばしば💦
低学年の難しさ、高学年の難しさはそれぞれあるのですが、高学年は授業時数が多く、宿泊や学校行事など仕事もあって、いつも高学年ばかり受け持つ先生の中には、負担感→不公平感をもたれる方もいるのですね。(人によります💦)
そして、校長先生は、様々な学校事情を鑑みて担任を決めるのですが、このように頑なに希望を通す先生が増えると、担任決めが大変なのだそうです😞
ここで想像することが必要になってきます💡
この先生はなぜ高学年の担任はできないとおっしゃるのでしょうか?
どうしたら、自信を取り戻していくのでしょうか?
育児や介護、ご自身の体調など状況が許さないならば、もう仕方ない。
ここは「お互い様」ですね。
管理職の先生はじめ周囲が気を配ってケアすべきは、過去に高学年を受け持って上手くいかなかった経験をおもちの先生なのだろうなと思うのです。
「何年経っても、学級崩壊させた時のことを夢に見る」
「あれほど辛いことはなかった」
「怖くて高学年がもてない」
「自分はダメなんだ」
この様なことが理由ならば、責めても解決しないでしょう。もう20年以上、この様な気持ちを抱えながら仕事をしている先生もおいでです。
その時の傷を、これからの糧にするには、1人では難しく、感情を包み込んでいくケアがまずは必要だと思います。
その後に、具体的に学んでいくこと、周囲からの指導やサポートが行われることで、私は必ず復活してくれると信じています。
相談業務の中で、先生方のこのような傷に触れたとき、焦らず1つずつ凝り固まってしまった物事の受け止め方や考え方が、柔らかくなっていくような対話を重ねます。
例えば、1回目は
「困った子供のことは、仕方ないと諦めている。全体指導の中では、あの子を指導できない」
とおっしゃる😱(HSPな私は内心涙が出そう)
2回目は、
「実は、過去に同じような子供を受け持って、嫌な思いをした。」
「保護者からクレームがあって、驚いた」
「誰も助けてくれなかった」
😭(話してくださってありがたいな。孤独だったのだな。)
3回目は、
「あの子が分かるところまで、手を差し伸べることが大事だと思う。だけど、甘やかしではないか?」
😌(すごく子供への愛が表現できている!一緒に考えましょう)
というように変わっていかれます✨
私が心がけるのは
「何があったのですか?詳しく教えてくれますか?」
「どんなお気持ちでしたか?」
「その時に、いいこともありましたか?」
「今だったら、どうしますか?」
など、新たな見方があることを質問でお伝えしていくことです。
個人差はありますが、自己理解や自己開示に不慣れだと、とっても時間がかかります💦
急いでアドバイスをすると、傷を守ってきた鎧は、さらに頑なになりますので、ご自身が気付いて、変わりたくなるのを対話を重ねながら待ちます。
私が、オープンダイアローグに興味をもったのは、このような経験が度重なったからだと思います。
※今回も心理士の守秘義務がありますので、幾つかの事例をミックスした架空の設定です🥤
廊下を走る子供にどう声をかけるか?
廊下を走る子供にどう声をかけるか?
その時々で違ってきますから、正解は1つではありませんね☺️
①「走るな」←危険な時、迷惑が掛かっているときなど、一刻も待てないとき
②「走りませんよ」←私はあまり使わない
③「危ないよ」←これもあまり使わない
④「歩きますよ」←よく使う
⑤「廊下はどんなふうに移動するんだっけ?」←まあ使う いつもこれだと面倒な人
ある時、教室を移動する際に走り出したBさん。先生は
③の「走りませんよ」
と一声かけました。
残念ながら、○さんの耳には届きません。
戻る際にも、同じ声をかけましたが、やはり効果はありませんでした。
ここで考えることが必要なんですね💡
「Aの方法がだめならBの方法を試す」
(まるで私の人生のようですが・・・)
と、お伝えしています。
なぜこの「走りませんよ」は、効果がなかったか。
どう言えば、この子にとって分かりやすいのか?
あくなき追究✨を楽しみます😊
その後の観察で分かったのは、
💮目を上手に使えているときには、集中できていて、行動もうまくいく。
⇔情報の取捨選択が苦手で、目からの情報が多い外では、声をかけられても注意を向けられない。
💮自分で考えて、気付くことを好み、教わらなくても気付ける。
⇔指示されることには、意欲が続かない。
⇔上手くいかないと、違う行動を始める。
このように💮本人の得意や長所などの「ストレングス」=「強み」をまず見つけて、苦手を補うという感覚が大事だと思います。理由は大きくは、2つ。
1つ目は、苦手から注目してしまうと、ローゼンタールが提唱したゴーレム効果と言って、その子に対する悪い評価や低い期待が、本当になってしまうから。魔法や呪いでもなんでもなくて、正確には、こちらの接し方が変わってしまうことで起きます。ピグマリオン効果の対になる概念です。
2つ目は、成長の扉は本人にしか開くことはできないという「7つの習慣」スティーブン・R・コヴィー氏の考えから。それには、私たち周囲の人間は、本人の「やればできる」という自信(自己効力感)と「やってみたいな」という意欲を生む土壌をまず育まないといけないと思うからです。
これは、発達障害の有無にかかわらず、どの子にも同じことが言えると私は思っています。
結局、この○さんに今必要だった言葉は、⑤の
「廊下はどうやって移動するんだっけ?」
でした。
○さんと先生の間には、信頼関係ができていましたから、○さんはハッと気づいて
「歩くーーー」
と言って、歩き出しました。
先生は
「そうだね。」
と言って、認める言葉で、双方気持ちよくやりとりができました。
もし
「走ってはいけません」
で効果があったとしても、○さんは注意を受けて
「ごめんなさい」
というやりとりを経験したことでしょう。
いかに双方気持ちよく、過ごせるかと考えると、⑤以外にも
④「歩きますよ」
子供「はーい」
先生「すぐ行動してエライね」や「(聞き入れてくれて)安心したよ。ありがとう」
などとなるでしょうか。
ただ○さんの強みは「自分で気付ける・気付きたい」だと捉えれば、⑤が最適だったということですね。
ケースバイケースですから、唯一解ではありませんが、普段何気なく使っている言葉が本当にぴったりなのかな?と顧みてみるのもセンスアップには有効かと思っています。
私自身も、自分では全く気付いていない言葉遣いの癖やしぐさがあって、近しい人に指摘されて「たしかに」と気付くことがよくあります。ええ、先日も😓
その時は、少し傷つきますが、気付けてよかったと思います🤗
傷付きからなかなか立ち直れないときには、負担感が大きいか、「レジリエンス」が下がる悪循環にはまっていないか?と立ち止まります。
その時のために、ブログを読み返す(本を開くのが面倒なのでね・・・)のです。
ルイボスティー キャラメル味
はてなブログ10周年特別お題「10年で変わったこと・変わらなかったこと」
上の子供が産まれてしばらく、ママ友に感化された私は、「アンチエイジング」に興味津々😊
オーガニックな化粧品や洋服は、長続きしなかったけれど、毎日飲むお茶は続きました。
煮出してポットに入れているのが、このルイボスティー🫖癖が少なく飲みやすく、値段も手頃👌
↓普段飲んでいるものは、こちらの紐なし(煮出し用)
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でも、今日はカレルチャペックのキャラメルルイボスティーをいただきました。戸棚の奥に1袋だけ残っていたのを見つけたからです。
賞味期限を見たら今月いっぱい❣️
飲めなくなるわけではないけれど、美味しい内にいただけてよかった。
キャラメル風味のお陰か、言われないとルイボスティーだと分からないので、ルイボスティーを飲み慣れてない人へのプレゼントにも🎁いいかもしれません。
途中からミルクを入れて、ミルクティーに。
キャラメルとミルクは相性がいいですね🤤
カレルチャペックさんは、パッケージが可愛いのと、とにかくお茶の種類が豊富。パックの裏に、それぞれの種類に合った「美味しい淹れ方」を載せてくださっているのも嬉しいところです☺️
私は近所にお店があるので、直接買っていますが、楽天にもありました。今度ポイント消費にでも買ってみよう。
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ちなみにこのマグカップは、小学校時代の恩師が私の大学入学祝いにと届けてくださったもの💝
10年どころではありません。
このマグカップ、約30年ものです✨
↓気付いたら、意外とお茶について書いてました💦
「そこまで深入りしてもいいのですね」 登校渋り
私の心をドキリとさせたある先生からの言葉。
「そこまで深入りしていいのですね」
これは、ある先生から、登校をしぶり始めた子どもへの対応を相談された時のことです。欠席理由を伺うと、担任から聞いていないとの返事。
なぜ聞かないのだろう?大事なことなのに。。。という気持ちが顔に表れていたら、ごめんなさい🙇♀️
不登校の原因第一位は「不安」です。ですが、幾重にも原因が重なっているのがほとんどであり、対応が遅くなるほど解決に時間がかかると感じています。
この不安の根っこから解決していくことを私は大切にしてきました。
担任1人に任せておく時代ではありません。
「チーム学校」での対応が必要です。ここについては、また別に書こうと思います。
不登校に限りませんが、まずは本人と話をします。例えばこのように。。。
「今日の○さんの姿、いつもと違ったね。何かあった?」
「頭では、学校は行かなくちゃと思っているけど、心と体は違うんだね。詳しく聞かせてくれる?」
「嫌なことをやってしまう時、何かしら辛いことや、ストレスが原因になっていることが大人でもあるよ。」
責めるのではなく、ティッシュペーパーが水を吸い取るように、子供の心の内を聞き取っていきます。
決してアドバイスを急がないこと。←重要💡
先生の中には
「でもね。。。」
というアドバイスで、子供の言葉を遮ってしまう方がいます。
「でもね」を
「そうなんだね」
に変えてみると違ってきます☺️
どんな感情も、そのまままずは受け止めてもらって、吐き出していくうちに、自分で軌道修正していくことも多々あります。論理的に考えると、おかしいなという考えでも、まずは聞いて理解することに徹しましょう❤️🩹
そして、当事者である子供が、自分のモヤモヤの正体に気付くことから始めてみることをオススメします。感情に善悪はありません😌自分で許すことのちょっとした練習にもなりますよ。
この時のお話では、理由を話してくれたらじっくりと聞き、子供自身、理由がわからないことの方が多いので、月曜日の朝起きてから日曜日の夜寝るまでのことを全て聞き取って、その時の感じ方からストレスを一緒に探して行くという方法をご紹介しました。
例えば、朝ごはんがないことを辛いと感じる子供もいれば、1人で眠ることが怖いと感じる子供もいます。
年齢と不相応なことをストレスに感じることもあって、周りからは理解されづらいのでしょう。その中で、解決方法を一緒に探っていくという具合に。
話が終わり、校長室へ移動するまでの廊下で、
「そこまで深入りしても良いのですね?」
と、真剣におっしゃるA先生😌
「いいんですよ。きっと子供は求めてると思います👌」
とお伝えしました。
つまり、この先生は、「ここまで深入りしてはいけない」とご自身に言い聞かせてきたのかもしれません❤️🩹
私にとってこのような子供の心に深く入っていく対話は、必要不可欠でしたが、子供に深入りすることを躊躇せざる得ない経験をしてこられたのでしょう。。。
この先生が、これから新しいご自身の教育観を見出されていくことを、陰ながら応援しています📣
深入りすることで、自分も相手も傷付くことがあるかもしれません。でも、そこからがスタートです。未来はいくらでも変えられる❣️
だから恐れないで、目の前の生きづらさを抱えた子供のために、先生方には一歩を踏み出してほしいと思います。
※今回も守秘義務のため、いくつかの事例を織り交ぜた架空の設定です。
お花のサブスク③ 長持ち
忙しい日々のささやかな幸せが届きました💐
2週間に1度届くミニブーケです。ちなみに、この写真は届いて2日後のもの。届いたときはいつも「あれ?小さい?」と感じるのですが、翌日以降に見頃が来るよう計算されているのかもしれません。
今回は秋っぽいシックなワインカラーでした。
自分で選ぶと、緑や白のお花になっちゃいがち。お任せしてみると、新たな風が吹き込まれていいものですね☺️
そして、驚くべきことに。。。。
涼しくなったからなのか?
新鮮な花を届けてくださっているらなのか?
分かりませんが、
前回のお花も健在です✨(16日経ってます❣️)
カラー以外は、ドライフラワーにもなるので、長く楽しめるようなお花選びをしてくださっているんだろうなと、推察します。このカラーの色のグラデーションも美しいですね。それにしても、なぜ枯れないんだろう⁉️
届いて数日(2週間ほど前)はこちら↓
薔薇は🌹はいつも枯れるのがはやいです。
でもそれ以外のお花は長持ちです。
お花が長持ちするために、こちらも入れています↓効果のほどは、分かりません😅
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ウィークリーフラワー
https://weeklyflower.bionicplants.jp/#outline
お花のサブスクはいろいろありますが、ブーケのセンスが好きでこちらに決めました。一度、配達されない時があったのですが、すぐに丁寧な対応をしてくださいました。
東京近郊にお住まいの方は、ぜひ💝